2. 革の加工
ヌメ革 植物タンニン鞣し、表面加工を施していない、素仕上の革。ナチュラルで、使い込むとアメ色になるが、シミになりやすいデメリットも
アニリン仕上げ 銀面の表情を活かすため顔料を含まない鮮明なアニリン染料と透明感のあるバインダーで
仕上げる。ソフトで傷の少ないカーフ、キップ、キッドに使用。
セミアニリン 染料と顔料を併用、細かいキズやスレを隠す、主に家具用
アンティーク 手作業で色ムラや班を出したり、革の味を活かし古びた感じに仕上げる
3. 表面加工の分類
スエード 仔牛、仔山羊など小動物皮の床面を細かいサンドペーパーでバフがけ、ビロード状に起毛した革。シルキースエードが高級品。
ヴェロア 成牛皮の床面をスエードと同様に加工。ケバが長くラフな仕上がり。
バックスキン buckskin 鹿革の銀面を除去、バフがけ、スエードのように仕上げた革
ヌバック nubuck(新バックスキンの意味)。銀面をバフがけ、起毛 スエードやヴェロアよりも
ケバが短くビロード状。
学研『革-kawa-2005年版』から参照